
・インデックス投資は全世界株と米国株のどちらがいいの?
最近、インデックス投資の有用性が叫ばれていますが、その投資先として上記のような疑問を持つ方は多いのではと思います。
僕も積立投資を開始するに当たり同じ疑問を持ちました。
そこで、今回の記事は【株式投資】積立投資は全世界株か米国株かどちらがいいかと題し、僕がどのような理由でどちらに投資することにしたかを書いていきます。
あなたがもし同じような疑問をお持ちであれば、ぜひ参考にしてみて下さい。
では、いきましょう!!
結論:僕は「全世界株」を選択しました
いろいろと検討した結果、僕が選択したのは「全世界株」です。
具体的に言うと、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」への投資を選択しました。
では、なぜその選択をしたのかを書いていきます。
過去10年の「全世界株」と「米国株」の比較

まず、参考までに過去の実績を調べてみました。
例として、VT(全世界)とVOO(米国株)の過去10年の成績を比較すると、
VT:約2.1倍
VOO:約3.3倍
のようです。
因みに年率で比較すると、
VT:約8%
VOO:約13%
となります。
これだけ見ると、米国株一択のように思えますが、これはあくまで過去の結果ですので、参考程度にしておく方が良いでしょう。
全世界株を選択した理由

では、なぜ過去10年は米国株の方が成績が良いにも関わらず、全世界株を選択したのかその理由について書いていきます。
積立投資では、可能な限りリスクを排除したい
僕の投資手法の主力は、少なくとも今は個別株への集中投資です。
この方法は、投資信託への積立投資に比べると、ハイリスクハイリターンの手法であると自覚しています。
なので、積立投資ではなるべく確実に着実に資産が増えていくほうを選択したいと考えました。
全世界株の方がリスクが低いと判断した
そこで、全世界株と米国株を比較した時に全世界株の方がリスクが低いと考えました。
それは、なぜか?
まずは、近年の実績を見ると確かに米国一強と言えますが、今後もそれが続くとは限らない事です。
今でさえ中国などの新興国の台頭が目立ってきており、GDPで言えば2028年にはアメリカを上回って中国が世界一位になるというイギリスの会社の調査結果も出ています。
よって、30年後や40年後に米国が今のように”勝っている”かどうかの確証がない以上、米国のみに集中投資するべきではないと考えました。
しかし、全世界株へ投資しておけば、米国がそのまま成長していれば米国重視で、中国やインドが伸びてきていれば中国やインド重視で投資することが可能です。
要は、30年後や40年後に世界経済がトータルで成長していさえすれば良く、これが全世界株を選択した一つの理由です。
次に、いつかこの積立てた株式を取り崩すタイミングが来るという事です。
もちろんいつか使うために資産を増やしているわけですから、それが30年後なのか40年後なのかわかりませんが、どこかのタイミングで資産を取り崩すタイミングがやってきます。
例え長期的に見れば右肩上がりでも、その国の経済や株価が10年停滞するという事は十分起こり得るのではと思っています。
よって、一国に集中投資した場合、取り崩すタイミングがその10年にぶつかってしまうリスクがあると考えます。
それよりは全世界に分散投資しておいた方が、その取り崩すタイミングで安値で売らなければならない可能性は低いと考えました。
上記2点が僕が「全世界株」を選択した理由です。
【参考】なぜ「除く日本株」なのか
なぜ「除く日本」を選択しているかというと、
①日本株へは、個別株で集中的に投資をしていくから
②少子高齢化の進行する日本経済を平均した時に、世界経済に比べて成長すると思えないから
です。
ここは、個人の考え方次第かと思います。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここまでを簡単にまとめると
・現状は米国一強だが、今後もそれが続くとは限らない
・積立投資は、取り崩すタイミングが来ることを意識しておくべき(出口戦略)
・全世界へ投資しておけば、米国が成長しようと新興国が成長しようと、世界経済全体が成長してさえいれば、資産を増やすことができる
以上が僕が米国株への投資ではなく世界株への投資を選択した理由です。
今回の内容が少しでもあなたの参考になれば幸いです。
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