高配当株投資のデメリット【高配当株はどんな人に向いてるの?】

米国高配当株投資

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高配当株投資が良いって聞くけど、デメリットはないのかな?高配当株投資はどんな人に向いてるの?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
・高配当株投資のデメリット
・高配当株投資はどんな人に向いてるの?【高配当株のメリット】
・高配当株投資のデメリットを考慮し「手法と目的を合致」させる事が大切

・まとめ

最近の株高の影響で、株式投資を始めようと思う人も増えてきました。

そんな株式投資の手法の中で、良くおすすめされるのが「高配当株投資」です。

そんな高配当株投資ですが、デメリットはないの?どんな人に向いてるの?と思いますよね。

僕も投資を始めた頃はその辺が良く分かりませんでしたので、気持ちは良く分かります。

そこで、今回は高配当株投資のデメリットとどんな人に向いているのかについて、解説します。

因みに、僕は投資歴は6年ほどになり、株式投資では800万円以上の利益、資産額は3千万円ほどに達しました。

これを読めば、あなたが高配当株投資をやるべきかどうかが分かります。

では、行きましょう!!

高配当株投資のデメリット

そもそも配当とは、企業が株主へ、株主の持っている株数に応じて利益の一部を配当金という形で還元する事です。

よって、株主は、その企業の株を持っているだけでお金を貰えます。

え?最高じゃね?

その通りです。最高なんです。

でも、良い面ばかりを見てデメリットを理解しておかないと、損する事になり兼ねませんので、注意してください。

やしき
やしき

この解説を読んで頂ければしっかり理解できますので、よく読んでくださいね!

その1:高配当株は株価の値上がりが期待できない場合が多い

1つ目のデメリットは、高配当株は株価の値上がりが期待できない場合が多いという事です。

どういう事?よくわかんない

となると思いますので、これから解説していきます。

まず、株の利益には、

  • 配当金や株主優待などインカムゲイン
  • 株価の値上がりによるキャピタルゲイン

の2種類があります。

このつのトータルがあなたがその株に投資したことで得た利益なので、トータルで評価する事が大切だという事をまずは頭に置いて下さい。

当然、株価が値下がりすれば損失となりますので、あなたが配当金として貰う金額よりもその損失が上回れば、あなたはトータルで損する事になります。

なぜ、高配当株は株価の値上がりが期待できないのか

ある企業が頑張って利益を出した時、その利益をどうするかというと大きく3パターンあります。

・パターン1:株主へ還元する(配当金等)
・パターン2:更なる成長につなげるため投資する(設備投資等。例えば物を作っている会社なら工場に新しい機械を入れる等)
・パターン3:もしもの時に備えて貯金する(内部留保)

そして、利益を上記のどのパターンで使うかと言うと、以下のような傾向があるのです。

  • 上場したばかりの企業など、まだまだこれから成長したい・成長できると思っている企業
    ⇒パターン2
  • ある程度成長しきってしまって(成長は期待できない)安定飛行に入っている大企業
    ⇒パターン1orパターン3

この事から、基本的には「企業の成長=株価の値上がり」なので、多くの配当を出している会社の株(高配当株)は株価の値上がりがあまり期待できない場合が多いという事なのです。

もちろん、高配当かつ高成長の企業も中にはありますので一概には言えませんが、傾向としては明らかと言えます。

配当金ばかりに目が眩んでしまうと、

「配当のない高成長の企業に投資していた方がトータルで利益は多かった」

「配当は貰ったけど株価がそれ以上に下がったからトータルでは損失になった」

という事が起こり得ますので、注意しましょう。

このように、高配当株は株価の値上がりが期待できない場合が多い事がデメリットの1つ目です。

その2:複利の効果を最大限使えない

2つ目のデメリットは、複利の効果を最大限使えない事です。

複利の効果とは

複利の効果とは、投資で得た収益や利息を再投資することで、利息が利息を生んで資産が雪だるま式に増えていく効果のことを言います。

やしき
やしき

複利の効果と言うのは、「人間の一番の発明」と言われるほど投資で資産を増やすための鉄則です。

一方、投資で得た収益や利息を再投資しない事を単利と言います。

貰った配当金でさらに株を買えば複利の運用、貰った配当金を生活費などで使い再投資をしなければ単利の運用という事だね!

やしき
やしき

その通りです!利益を再投資するかしないかの差ですね。

では、単利と複利でどれくらい差がつくのかと言うと、

例えば、100万円のお金を年間5%の利回りで運用した場合に倍の200万円になるのは、

  • 単利⇒約20年後
  • 複利⇒約15年後

くらいの差がつきます。

これが、複利の効果が資産を増やすときの鉄則と言われる所以です。

なぜ、高配当株では複利の効果を最大限使えないのか

先程もご説明をしましたが、企業の利益の使い道は以下の3パターンでした。

・パターン1:株主へ還元する(配当金等)
・パターン2:更なる成長につなげるため投資する(設備投資等。例えば物を作っている会社なら工場に新しい機械を入れる等)
・パターン3:もしもの時に備えて貯金する(内部留保)

配当金はパターン1に該当する訳ですが、これは正に企業として単利の運用をしているという訳です。

得た利益を再投資せず、配当金として株主に配っている訳ですからね。

さらに、我々投資家としても、配当金として受け取った時点で税金がかかってしまう(約20%)ので、例え貰った配当金を再投資したとしても税金分が再投資に回せず、複利の効果を最大限使う事ができないのです。

このように、パターン2やパターン3の場合は税金はかからないのですが、パターン1は税金がかかってくるので、要は利益確定をしているのと同じな訳です。

なるほど。投資ではなるべく利益確定を先延ばしにした方が、複利の効果は大きくなるんだね。

良く分からなければ、高配当株投資とは複利の効果を最大限使えず、株主からすると”一部を利益確定しながら”運用していく事なんだと思って頂ければ良いです。

よって、配当金を受け取らない投資と比べると、複利の影響でどうしてもトータルの資産の増え方が小さくなってしまいます。

その3:減配リスク

3つ目のデメリットは、減配するリスクがある事です。

高配当株投資以外でもリスクは必ず存在しますし、リスクの話をしだすとキリがないのですが、なぜか配当金が未来永劫貰えるものと思っている人がいますので、一応言及しときます。

減配とは、その名の通り、配当金が減らされてしまうという事です。

でも、さっき配当金は複利運用にならないって言っていたし、配当金を減らすのは企業の成長にとっては良いんじゃないの?

残念ながら、そうとは言い切れません。

仮に会社が得ている利益が変わらず、もしくは利益が増えているならそう言えるかもしれませんが、減配する会社のほとんどは業績が悪くなったために減配をします。

要は、利益を株主に還元する余裕がなくなってきたという事ですね。

こうなってしまうと、配当金が減る事でインカムゲインが減り、業績が悪くなったことで株価が値下がりキャピタルゲインも減る(もしくは損失が出る)というダブルパンチを喰らう事になってしまいます。

よって、高配当株投資をする上では、この減配リスクは常に意識しておかなければなりません。

高配当株投資はどんな人に向いてるの?【高配当株のメリット】

では、これらのデメリットを考慮したうえで、高配当株投資はどんな人に向いているのでしょうか。

なんか思ったより、デメリットが多い気がする・・・

やしき
やしき

勘違いして欲しくないのは、高配当株投資は優れた投資法だという事。なので、向いている人からしたら強力な武器になります!

それはずばり、今の生活を充実させたい人です。

基本的に資産の拡大だけを目的にするのであれば、例えば配当のないインデックス投資などの方が良い成績を残せる可能性が高いです。

しかし、配当のないインデックス投資は、複利の効果を最大限使える一方で、基本的には目標金額まで取り崩さないのが基本方針になります。

よって、インデックス投資を続けても自分の使えるお金が増える訳ではなく、目標金額に達するまではメリットを実感しづらいというデメリットがあります。

その点、高配当株投資は配当金として手元にお金が入ってくるので、投資をした事で収入が増えたと実感しやすいというメリットがあります。(資産拡大と言う意味では、前述の通り配当により複利の効果を最大限使用できないので、デメリットになり得ます)

そして、投資先さえ間違わなければ、配当金として一部の利益を得ながらも、着実に資産を増やしていく事は可能です(拡大のスピードは遅くなる可能性が高いですが)

なので、例えば「月1万円収入を増やしたい」など、今の生活を充実させつつ資産拡大させたい人には向いている投資と言える訳です。

高配当株投資のデメリットを考慮し「手法と目的を合致」させる事が大切

投資の手法というのは、投資の目的によって正解が変わります。

もちろん高配当株への投資というのは、とても素晴らしい手法の1つで、投資の最適解の一つです。

但し、あなたの投資をする目的と合致していなければ、最適解にはなりません。

例えば、前述した通り、将来用の資産拡大が目的にも関わらず高配当株投資をしているとしたら、それは正解とは言えません。

複利の効果を最大限使える手法を選択すべきです。

このように、投資をする上で最重要は、「手法と目的の合致」です。

改めて、あなたの投資の目的は何なのかを考え、その目的と高配当株投資という手法が合致しているかを確認してみて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントをまとめると

・高配当株投資のデメリットは3つある
・それは、「株価の値上がりが期待できない」「複利の効果を最大限使えない」「減配リスクがある」の3つ
・メリット、デメリットを考慮し、あなたの目的と合致するなら、高配当株投資を実践する

こんな感じです。

もし、あなたの投資目的に高配当株投資がという手法が合致するのであれば、あなたにとってとても心強い味方になってくれる事は間違いないです。

また、配当金と言うのは、不労所得の代表格ですので、あなたが寝ていても入ってくる収入です。

将来が不透明な昨今、不労収入と言う収入の柱がある事は大きな強みになりますので、ぜひあなたも手に入れましょう。

高配当株投資の具体的な始め方は、以下の記事で丁寧に解説しています。

また、僕は高配当株への投資も実践していますが、主力として実践している投資手法は以下の記事で紹介しています。

興味があればご覧ください。

今回の内容が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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