【株式投資】企業分析の具体的方法!初心者が最低限やるべき分析

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・企業分析ってどうやればいいの?

こんな疑問にお答えします。

企業分析と聞くと、貸借対照表・損益計算書やPER・PBRといった小難しい名前の指標が出てきたり何が何だかわからないという人が多いと思います。

そんな初心者の方向けに、僕が最低限やった方が良いと思うものに絞り、流れに沿って具体的に解説しますので、まずはこれに沿って分析してみて下さい。

企業分析はやろうと思えばいくらでも細かく分析するかとができてしまいますが、今回ご紹介する内容だけでも十分投資に値する企業かどうかの判断はできると思います。

では、行きましょう!!

目的は、業績が成長していく企業を見つけること

まずは、企業分析をする目的の確認です。

企業分析をする目的は、今後も業績が成長する企業を見つける事です。

基本的に株価は業績に収束するとの前提であれば、株価が伸びるという事は業績が伸びるという事になるからです。

よって、これから紹介する方法で、今後もその会社が成長していく事ができるかを予測していきます。

まずは基本情報のチェック

では、早速具体的な方法を解説していきます。

まずは、各証券会社やYahoo!ファイナンスなどのサイト、ネット検索などでその企業の基本情報をチェックし、大まかにその企業を把握します。

【確認すべき基本情報】
・ざっくりとした事業内容
・時価総額、株価
・PER
・設立年月日、上場年月日
・決算日
・その企業の大株主(「会社名+大株主」で検索)
※PERとは・・・「株価÷1株当たり純利益」で表される、株価が割安か割高かを判断する指標。

この段階では、ざっくりその企業の事を知れれば良いので、とりあえず情報を把握しておくだけで大丈夫です。

但し、僕の場合は小型株への投資を生業としているので、ここで一旦フィルターをかけてふるい落とします。時価総額はだいたい300億円以下、経営幹部が大株主である事、PERが15倍以下である事などです。小型株への投資にこだわらない人は、気にしなくて大丈夫です。

因みに小型株に興味があれば、以下の記事も参考にしてみて下さい。

企業のHPをチェック

基本情報のチェックでその企業の事が大まかに把握できたら、次はその企業のHPで詳細を見ていきます。確認する内容と確認方法は以下の通りです。

事業内容をチェック

まずは、事業内容をチェックしましょう。ほとんどの企業でHP上に事業紹介のページが設けられていますのでそこで確認します。記載されている内容を読んでいって、その企業がどういう商品(サービス)を展開していて、何で利益を出しているのかを把握していきます。

事業内容に書いてあることが全く理解できないような時には、その会社への投資をやめる事を検討しましょう。事業内容が理解できなければ、今後も利益を出せそうか分かるはずがないからです。

今後、業績が伸びていきそうかを確認する

事業内容を把握したら、その事業(業績)が今後伸びていきそうなのかどうかを考えます。

と言ってもどういう物が伸びていくのか分からないと思いますので、例えばその商品やサービスが以下の観点に当てはまるか確認してみて下さい。

・誰もが欲しがるような商品(サービス)か
・ライバルが少なく独占的な状況か
・競合他社との差別化ができているか
・ストックビジネスか(顧客の囲い込みができていて持続的に収入が発生するか)

実例:ワークマンの業績と株価の急成長

例えば、近年業績が急伸した企業の例として「ワークマン」という企業があります。

2011年以降ずっと増収増益を続けてきた超優良企業ですが、特に2018年以降その業績が急伸しました。そして、株価は2017年から2019年の約2年間で5倍にもなりました。

その要因となったのは、「自社ブランド開発」と「高精度の需要予測」による競合他社との差別化だと言われています。

従来、ワークマンは作業着などを中心としていましたが、2018年に「高機能・低価格」をコンセプトとした自社ブランドの「WORKMAN Plus」を開発し、アウトドアやスポーツウエア等を自社の強みである高機能ウエアの性能で作り、競合他社と差別化するとこれが大当たりしました。

更に、システムの導入やテスト販売の実施など、他社に類を見ないほどの規模で需要予測をする事で徹底的なコスト削減を行いました。

このように簡単には他者が真似できないような事業であれば、今後も順調に業績は伸びていくものと予測ができます。

業績をチェック

ここまでで、事業内容をチェックし今後も業績が伸びていきそうだと思えたら、今度は過去の業績を確認します。やはり過去から順調に業績が伸びてきた企業は、今後も順調に成長していく可能性が高いですから、その辺りを確認します。

これは、HPの「投資家情報」や「IR」の所にある「決算短信」や「決算説明資料」で確認していきます。

決算短信で過去の業績を調べる

決算短信とは、四半期ごとの決算の内容をまとめて報告しているもので、ここに決算の内容が凝縮されています。

経営成績はどうか

決算短信1枚目の一番初めに書いてある「経営成績」を確認しましょう。ここでは、下記4種類の数字を確認します。

・売上高:商品やサービスを提供することで得られた売上の合計額
・営業利益:企業が本業で稼いだ利益
・経常利益:企業が事業全体(本業以外含む)で稼いだ利益
・親会社株主に帰属する当期純利益:子会社などの利益も考慮した最終的な純利益

特に売り上げと営業利益に注目し、過去3~5年で順調に伸びているかを確認します。この時右肩上がりで綺麗に伸びている事が理想です。年によって利益が小さくなっていたり赤字になっていたりする場合は、僕であればこの段階で投資対象から外します。但し、何か特別な理由がある場合はこの限りではありません。

業績予想はどうか

決算短信1枚目の一番最後に書いてある業績予想を確認します。ここには、会社が自分たちの業績予想を書いていますので、どれくらいを想定しているのか確認して下さい。もちろん、成長性が著しく損なわれているような場合は、投資対象から外します。

因みに、この業績予想は保守的に(控えめに)出してくる会社が多いです。なぜなら、予想より実績が下回ってしまった場合、投資家への印象が悪くなってしまうからです。それなら保守的にしておいて実績で上回った方が良いと考えるのは自然な事です。よって、ここの数字は鵜呑みにすることなく多少の誤差は考慮しておきましょう。

決算説明資料を確認する

企業によっては、投資家向けに分かり易く決算の内容を説明した「決算説明資料」を作っている所もありますので、これがある場合は必ず読むようにしましょう。

業績はもちろんのこと、今回の決算に対する会社としての受け止めや今後の方針・目標までいろいろな事が分かるかと思いますので、隅々まで読むようにしましょう。

業績を自分で調べるのが面倒だという人は、マネックス証券に口座を開設するとこれらの情報が分かり易くまとまった「銘柄スカウター」という機能が利用できます。過去からの業績の推移なども一瞬で表示され、効率的に情報が収集できますので興味のある方はご参考にしてみて下さい。

個人的には、例えば自分で数字を確認しながらExcelに纏めるなどの方法もお勧めします。自分でやると、なんでこの期だけ利益が低いんだろう?等、見るだけでは気づかなかった疑問が湧いてきて、それを調べる事で理解が深まる事もあります。なので、ツールに頼るところと自分で確認するところと、上手く併用していく事をおすすめします。

同業他社をチェックして投資判断

ここまで来たら、その会社の事はある程度理解できているのではと思いますので、あとはライバル企業についてこれまでと同じこと調べます。そして、どちらが優れているか比較をしてください。

そして、同業他社と比較しても優れていると判断できれば、その会社は投資すべき対象と判断して良いかと思います

まとめ

以上が最低限確認すべき企業分析です。いかがでしたでしょうか。

今回の内容をまとめると、

【企業分析の具体的方法】
・証券会社サイトなどで、基本情報をチェックしその企業を大まかに把握する
・企業HPで事業内容を確認し、今後業績が伸びるかを考える
・決算短信、決算説明資料やツールを使って過去業績を確認
※おすすめツールはマネックス証券の銘柄スカウター
・最後に同業他社と比較し、投資判断

もちろんもっと詳細に、貸借対照表や損益計算書を分析すべきだという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、やはり専門的な知識がないとなかなか難しく初心者には厳しいと思います。しかも、とりあえず今回書いた事だけでも確認できれば、最低限の企業分析は可能だと思います。

ぜひ、この記事の内容を参考にたくさんの企業分析を行ってみて下さい。

今回の内容が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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