【損切り派は閲覧禁止】悪くない塩漬け株の見分け方

株全般・知識

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・塩漬けってそんなに悪いの?

・塩漬けになったらどうしたらいいの?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
・悪くない塩漬け株の見分け方
・塩漬け株の対処方法(悪い塩漬けのみ速攻損切り)
・塩漬けのまま持ち続けるメリットとデメリット
・【重要】機械的損切の罠(無駄な損切りは資産を減らす)
・塩漬けの回避方法(塩漬けを防ぐことは不可能なので諦めよう)
・まとめ

塩漬けをどうすべきか悩んでいるあなたへ

「塩漬けの株を抱えているけど、損切りしなきゃダメ?その内上がる気がするんだけど・・・」

「塩漬けの株をどうすれば良いのか基準がなくていつも迷うんだよね・・・」

と思っていませんか?

やしき
やしき

僕も株で利益を出せるようになるまでは、同じような事を思ってました。

しかし、この塩漬け株の正しい対処法を知らないと、いたずらに資産を減らすことになり兼ねません。

そこで今回は、「悪くない塩漬け株の見分け方」から「塩漬け株の対処方法」まで解説します。

この記事を書いている僕は、株式投資歴6年程でこれまで通算800万円以上の利益を出してきました。

この記事を読めば、塩漬け株の対処に迷う事は無くなり、投資成績も向上するでしょう。

結論から言うと、塩漬け株には”悪くない塩漬け”と”悪い塩漬け”が合って、悪い塩漬けのみ速攻で損切りが正しい対処法です。

因みに「何が何でも損切りする事が大事!」「機械的に損切りすべき!」みたいな話はしませんので、そういう内容がお望みの損切り派の方は、これ以降は読まないことをおすすめします。

では、行きましょう!!

※本記事は個人的見解を含みますので、あくまで投資は自己責任でお願いいたします。

悪くない塩漬け株の見分け方

塩漬け株を正しく対処するためには、”悪くない塩漬け株”と”悪い塩漬け株”を見分ける必要がありますので、その方法を解説します。

悪くない塩漬け株

悪くない塩漬け株とは、企業の業績(ファンダメンタル)に問題がない場合です。

株価というのは、短期的にはその株の需要と供給や市場の動向(地合いと言ったりします)で上下するので、高くなりすぎたり低くなりすぎたりしますが、中長期的には概ね企業の業績に収束していくものです。

なので、あなたが株を購入した時の見立てが正しければ、一時的に含み損になってしまっても、その内株価は上昇し利益が出ます。

よって、この場合は、塩漬けにしていても問題がない”悪くない塩漬け株”と言えるのです。

ファンダメンタル分析の事が良く分からないあなたへ
ファンダメンタル分析の基礎知識や具体的な分析方法については、以下の記事で紹介していますので、ご参考にどうぞ
≫株分析の基礎知識【初心者はこれだけでOK】

企業の業績に問題がないって、どういう場合?

やしき
やしき

言い換えると、あなたがその株に投資した理由が崩れていない場合です。その企業があなたの想定通り成長していれば、含み損が出ていても”悪くない塩漬け株”と言えるのです。

また、こういう話をすると、「本当に100%企業の業績に収束するの?」という人が出てきますが、投資に100%はありません。

あくまで可能性が高いという事ですが、投資で利益を出すには、この儲かる可能性が高い選択をし続ける事が大切なのです。

やしき
やしき

「中長期的に株価は企業の業績に収束する」という前提があるから投資が成立します。これがなければ、株式投資は何の根拠もなく株価を予想する丁半博打です。

悪い塩漬け株

悪い塩漬け株とは、先程とは逆で、企業の業績(ファンダメンタル)に問題がある場合です

企業の業績が想定より伸びていない、もしくは想定より悪化しているような場合です。

中長期的には、株価は概ね企業の業績に収束していきますので、例えば企業の業績が悪化している場合は、そのまま持っていてもずっと株価が戻らない可能性が高いのです。

最悪、倒産してしまえばその株の価値はゼロになってしまいます。

よって、この場合は”悪い塩漬け”と言えます。

この場合も、先程と同じで投資に100%はありませんので、反発して株価が戻る可能性ももちろんあります。

しかし、それに賭けるのは最早ギャンブルであり投資ではありません。

大事なことなので繰り返しますが、投資に100%はありません。その中でいかに儲かる可能性が高い選択をできるかが投資成績を左右します。

そして、100%でない事に対するケアとして大事なことは、自分のリスク許容範囲の中で投資をするという事です。詳しくは以下の記事をご参照ください。
≫株式投資のリスクとは?【リスク=危険だと勘違いしてませんか?】

塩漬けと含み損の違いについて
よくある疑問として、「塩漬け株」と「含み損の株」の違いは何かと言うものがありますが、明確な定義はありません。含み損が長期化した銘柄を塩漬けと呼ぶことが多いですが、特に期間が決まっている訳でもありません。良し悪しの見分け方や対処法は同じで、言葉が違うだけなので、あまり気にしないようにしましょう。

塩漬け株の対処方法(悪い塩漬けのみ速攻損切り)

悪くない塩漬け株の見分け方は分かったけど、対処方法は?

塩漬け株の対処方法はシンプルで、

  • 悪い塩漬け株は、速攻損切り
  • 悪くない塩漬け株は、保有継続

で基本的にはOKです。

特に悪い塩漬け株を損切りする時は、株価がいくらかだとかチャートがどうだとかは一切関係ありません。あなたがその株に投資をする理由が崩れた瞬間に問答無用で損切りする必要があります。

なぜ人はなかなか損切りが出来ないのか?
損切りできない原因は「確証バイアス」と「サンクコストバイアス」という心理効果によるものです。
  • 「確証バイアス」:自分の結論を正当化すべく自分に都合の良い情報だけを集めてしまうという心理効果
  • 「サンクコストバイアス」:すでに支払ったコストを取り戻そうとする心理効果
要するに損切を出来ないのは、損をした金額や銘柄選定に要した時間を取り戻そう(サンクコストバイアス)と、この株は上がるはずだと都合の良い情報だけを集めて(確証バイアス)保有継続を選択してしまうという事ですね。

よって、損切りできないのはある意味人間としては自然な事と言えますので、それを乗り越え正しい判断をするには、損切のルールを明確にしてそれを遵守することが重要なのです。

一方、悪くない塩漬けの場合でも、損切りしたほうが良いパターンも存在します。

悪くない塩漬けでも損切りするパターン

そのパターンとは、塩漬けしている銘柄よりも、利益が上がりそうな銘柄を他に見つけた時です。

例えば、銘柄Aに投資をしていて、今は含み損ですが、将来的に100万円の利益が見込めるので塩漬けで保有しているとします。

そんな時に、150万円の利益を見込める銘柄Bに出会ったとします。

当たり前ですが、この場合は銘柄Aの株価が戻るのを待つよりも、銘柄Aを損切りして、銘柄Bに投資した方が良いです。

実際には、例示したように詳細な金額まで算出するのは難しいと思いますが、要は、より利益が見込める銘柄を見つけたら、すぐに損切りして、そちらへ投資をし直しましょうという事です。

塩漬け株のナンピンはやってはダメ?
塩漬け株をナンピンするかどうかも迷う部分かと思います。結論、悪くない塩漬け株であればOKです。但し、いくつか注意点もありますので、詳しくは以下の記事を参照ください。
≫ナンピン買いは成功しない??守るべき3つの条件とは

塩漬けのまま持ち続けるメリットとデメリット

ここで、塩漬けのまま持ち続けるメリットとデメリットを整理しておきましょう。

メリット

  • 含み損が解消される、もしくは利益が出る可能性がある
  • 売却による手数料が発生しない
  • 配当金や株主優待を受け取れる

メリットとしては、当然ですが今後株価が上昇するのであれば、保有継続していた方が利益は大きくなる事です。

売買による手数料もかかりませんし、保有期間中の配当金や株主優待も受け取れますからね。

 デメリット

  • 含み損が一層増える可能性がある
  • 資金が拘束される
  • 含み損を抱えている事の精神的なダメージ
  • 損益通算による節税が出来ない

損益通算とは、利益と損失を相殺する事で、かかる税金を少なくできます。但し、これは塩漬け株が将来に渡っても損失になる事が前提のデメリットです。

悪い塩漬け株は速攻損切りすべきですが、悪くない塩漬け株を保有する場合は、このメリットとデメリットも考慮したうえで、判断しましょう。

【重要】機械的損切りの罠(無駄な損切りは資産を減らす)

マネー雑誌やネット記事を読んでいると、とにかく損切りが絶対正義だみたいな事がよく書かれていますよね。例えば、「-10%」になったら問答無用で機械的に損切りすべきとかですね。

もし、あなたがこれを鵜呑みにして実践したとすると、どうなるでしょうか。

恐らく、着実に資産は減っていきます。これが機械的損切の罠で、無駄な損切は資産を減らすのです。

機械的に損切りするのが正しいと思っていた・・・

もちろん、大きく損をする事を防ぐだけが目的であれば有効かもしれません。でも、この方法で利益を出すのは難しいです。

先程も記載した通り、株価というのは、短期的にはその株の需要と供給や市場の動向で上下し、また、一辺倒に上がったり下がったりするのではなく、ジグザグに動くことがほとんどです。

そして、投資の格言で「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉がありように、株を底値で買うというのはとても難しいのです。不可能と言っても過言ではありません。

という事は、ある銘柄を保有する期間において、含み損を抱える時期が存在する可能性が高いのです。

にも関わらず、そこでいちいち損切りしていたら、いくらお金があっても足りません。

あなたの銘柄選定が正しい場合は中長期的には企業の業績に収束して株価が上がっていくにも関わらず、その前にわざわざ損を確定させにいっているのだから、当たり前です。

あまり納得できない場合は、実際に一度試してみて下さい。

その結果、うまく利益が出るようであれば、それはそれで喜ばしい事です。

しかし、僕は実際に機械的損切りをルールにして投資していた時期があるのですが、見る見るうちに資産が減っていきました。

やしき
やしき

自分で実践してみて、何が正解なのか試してみる事が重要です!

塩漬けの回避方法(塩漬けを防ぐことは不可能なので諦めよう)

塩漬けを回避する方法ですが、結論から言うと塩漬けを防ぐことは不可能なので諦めましょう。

そもそも、塩漬けと含み損の違いも曖昧なのですが・・・

唯一方法があるとしたら、先程も記載した「機械的損切り」ですが、無駄な損切は資産を減らしますので注意してください。

では、どうすれば良いかというと、塩漬け(含み損)を回避する事を考えるのではなく、発生した時に正しく対処する事です。

そして、その対処法はここまででお伝えしてきた通りです。

よく考えてみて下さい。

あなたは、塩漬けを作らないために株をやっているのでしょうか。

もしそうなのであれば、株を辞める事が最も効果的な対策です。

しかし、あなたが利益を出すために株をやっているのであれば、塩漬けが発生したとしても正しく対処して利益を出せればそれで良いのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントをまとめると、

  • 株の塩漬けには、”悪い塩漬け”と”悪くない塩漬け”がある
  • 悪い塩漬けは速攻損切り、悪くない塩漬けは保有継続。但し、より利益が期待できる銘柄があれば、乗り換える。
  • 悪くない塩漬けは、ナンピンしても良い
  • 機械的損切りのような無駄な損切は資産を減らす
  • 大事なのは塩漬けを防ぐことではなく、正しく対処して利益を出すこと

こんな感じです。

今まで、どんな場合でも損切りせずに保有してきた、あるいは塩漬けにならないように機械的に損切りしてきたという人も多いのではないでしょうか。

もちろん、それで利益を出せているならその方法を継続すれば良いでしょう。

しかし、思うように利益が出ていないなら、その方法を変えるべきです。

あなたが信じているその手法を唱えている人は、実際に株で利益を出している人なのでしょうか。

大事なのは、自分なりにいろいろと実践して自分で正解を導くことです。

今回の内容が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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